年齢を重ねて思うこと

すでに私も49歳。アラフォーということさえためらわれる年齢になってきました。でも自分では「まだまだイケる」と思いたいのが、中高年女性の本音。全体的にたるんだ輪郭や、日々はっきりと刻まれつつあるほうれい線、目じりのしわなどを美容液やメイクで取り繕い「よし、大丈夫」だと確信して外に出かけますが、現実は厳しいもの。スマホで撮影された自分自身の現実に打ちのめされ、しばらく立ち直れないほどの衝撃を受けるのです。

 それに引き換え、テレビでよく見かける同世代のタレントさんたちって本当に綺麗ですよね。小泉今日子さんや真矢みきさん、安田成美さんなどは、お肌にもハリがあり服装やメイクもよく似合っていて本当に素敵です。うらやましいなあとつぶやいていると「そもそも素材が違うから」などという、激励ともツッコミともとれる友人からの一言。たしかにそうなのですが、この年齢になると理由はそれだけではない気がするのです。

 若い頃は外見が美しいことってすごく重要ですよね。でも年齢を重ねるごとに「その人の内面や生き方」が顔に現れてくると思いませんか。若い頃は本当に綺麗で素敵だったのに、年齢を重ねると「若い頃の自分」に執着しすぎて、ちょっと息苦しくなるようなメイクや服装の女性を見かけることがあります。年齢を重ねても外見的に若い女性に劣らないことって確かに魅力的ではありますが、私たちくらいの年齢になってもそこだけに執着するのは少し危険。確かに一見美しく見えますが、表情や発言にぎこちなさがあり、見ている人にどこか不自然でいたたまれないような感覚を与えるのではないでしょうか。

 先にあげた憧れのタレントさんたちをみてみると、どこか肩の力が抜けていて、年齢を言い訳にしない強さのようなものを感じます。もちろん外見にも気を配っているし、それ以上に内面からあふれ出す自信のようなものが表情に溢れています。あくまでもイメージですが「若い頃はよかった」とは考えておらず「今を楽しんでいる」ように見えます。同世代の女性たちにとって憧れであると同時に、年齢を重ねることに対してポジティブな気持ちを与えてくれる素敵な40代、50代ですよね。私自身も、僭越ながら彼女たちを目標に前向きに年齢を重ねていきたいと思っている一人です。こんな女性たちが増えていけば「アンチエイジング」なんて言葉も流行遅れになってくる日がくるのかもしれません。